2009/09/19

Seven Years in Tibet | セブン・イヤーズ・イン・チベット

第二次大戦時に数奇な人生を生きた、あるオーストリア人登山家の実話に基づく話。
1939年身重の妻を国に残してアルプス登山に向かった主人公ハインリッヒは、インド北部の山脈でイギリス軍の捕虜となる。監獄生活7年目の1944年に脱獄に成功し、登山仲間とともにチベットに逃れる。当初は追い出されそうになったが、心ある高官に保護され慣れない異国での生活を始める。ある時、当時まだ14歳だったダライ・ラマ14世に紹介され、彼の家庭教師として1950年の中国紅軍に軍事制圧されるまでチベットで生活する。
ハインリッヒとダライ・ラマ14世の交流はその後もハインリッヒが死ぬまで続いたという。当時のダライ・ラマの人物像や現在のチベット自治区へと至る過程など、チベットの歴史や文化、チベット仏教を知る貴重な映画。アルゼンチンでその大部分が撮影されたというが、映画のうち20分ほどはチベットに極秘潜入して撮影されているという。どこからどこまでがチベットでの撮影か不明だが、映画にでてくるポタラ宮へのゲートや、ダライ・ラマ専用の階段など実在の建造物がしっかりと描かれている。

Wikipediaによると、中国政府はこの映画を真実に基づかないとして大いに批判し、中国支配地域へのBrad Pitt と David Thewlisの入国を無期限で禁止しているという。
1997年。原作者 は、映画と同名の自伝を書いたHeinrich Harrer(Brad Pittが演じた主人公)。監督は、フランス人のJean-Jacques Annaud監督。

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