2009/06/20

陰日向に咲く

全5編からなるオムニバス小説。「常識」や「社会」などという名前でくくられたマジョリティの枠からどうしてもはみ出てしまう人々の日常生活が温かい視線で描かれている。読み進めるうちにパズルのピースがはまるように人間関係がわかっていくところが面白い。1時間くらいで一気に読みほせる軽快さで、アホなテレビ番組を観ながら無駄な1時間を過ごすよりはよっぽど価値のある1時間が過ごせる。
劇団ひとり著。2006年。幻冬舎。

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