2010/03/20

NINE | NINE





ニコール・キッドマン(Nicole Kidman)、ペネロペ・クルス(Penélope Cruz)、ケイト・ハドソン(Kate Hudson)、マリオン・コティヤール(Marion Cotillard)、ジュディ・デンチ(Judi Dench)と主役級大女優が目白押しに競演していることで噂のミュージカル映画。なんと、ソフィア・ローレン(Sophia Loren)まででている。
8½(フェリーニの8 1/2)という映画をミュージカル化してリメイクした作品。

スランプに陥った有名映画監督と彼を取り巻く女たちの話。自己中心的で節度もなにもない甘えた男が妻、愛人、自分の作品の主役女優、仕事のスタッフ、幼少期に遊んでもらったストリッパー、母親、と自分をとりまく女性の間をふらふらと渡り歩き他人の人生を崩壊させながら自己も崩壊していく話。こんな男の話は、はっきりいって見ていてうっとうしい。

なので、すばらしい音楽を鑑賞し女優陣の美しさをたっぷり官能できればそれでいいという人にはお勧めの映画。特にペネロペ・クルスの体を張った演技はすばらしい。あ、ちなみにニコール・キッドマンは、この映画のクランク・イン3ヶ月前に実子を出産したばかりだったらしい!すごっ!

主役のダニエル・デイ=ルイス(Daniel Day-Lewis)はさぞ、世界中の男たちからうやましがられているのだろう。

2009年。 『シカゴ(Chicago)』、『SAYURI(Memoirs of a Geisha)』と監督作品すべてが大ヒットのロブ・マーシャル(Rob Marshall)監督。個人的感想としては、彼の他の作品とくらべると一番見劣りする内容。

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