イラクでのアメリカ陸軍爆発物処理を描いた社会派作品。
映画は正悪論を語らず、淡々と処理班の任務をこなす主人公とその任務を描く。そのせいか否か、観ているこちらも戦争への怒りや悲しみは湧いてこない変わりに、ただひたすら主人公と一緒になって緊張を強いられる内容。映画を観終わるとプハーっ!となる。
しかし、生死をかけた極度の緊張を強いる仕事なのに、1回の任務期間は1年とかそれ以上でこんなことを1年もやってたら自己崩壊必須。この任務期間そのものも非人道的。
Iraq veteransと言われる専門家に言わすと、現実には行わないような行動(戦地での1車両のみでのパトロールや、戦地での深夜の単独行動)や古い機材など幾多の現実とは異なる状況が描かれているらしく、やはりドキュメンタリーではなくハリウッドバージョンの戦争で映画的なつくりになっているとのこと。
Avatar監督のJames Cameronの元妻、Kathryn Bigelow監督。2008年。
Avatarを抑え、アカデミー賞作品賞受賞。という鳴り物入りで観たけど、そぉお?Avatar超えた?あちらの方がむしろよっぽど社会派で内容の濃い話だったと思うんですけど。。?アカデミー賞の採点基準がわからない。。
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