2009/07/28

Weird Science

SFファンタジーコメディ。モテないオタクキッズが、どうやって女の子と仲良くできるか考え抜いて出した答えは、理想の女性を自分達で作り出すことだった!という世界中の15歳男子のファンタジーを実際に映像にしてしまった映画。自宅のコンピューターから、ある組織のスーパーコンピューターをハッキングして理想の女性のデータ(Playboyの切り抜きとか)を送り込み、演算処理してバービー人形に電流を送り込むと。。。。なんと完璧な美貌をもち自分たちにのみ従順な女性Lisaが誕生してしまった。80年代のコンピューターも見ものだし、Lisaを作り出しているときにキッズが頭にブラジャーをかぶって必死になっているのも見もの。
『Sixteen Candles』のJohn Hughes監督。1985年。『Sixteen Candles』にもオタクキッズとして出演していたAnthony Michael Hallがまたまたオタクキッズとして出演している。
ドラえもん度:★★★★★

2009/07/26

RED PLANET | レッドプラネット

SF映画。環境汚染と人口増加に悩まされた地球の人類が火星を居住可能な星にするべく”algae”(=藻)を火星に入植し、酸素を作り出す大規模実験を行っていた。ある時、何らかの原因でこの酸素レベルが急激に下がっていることが確認され原因調査のため5人の専門家が宇宙船Mars-1に乗り込み火星に向かった。火星に到着する直前にアクシデントに見舞われ何とか4人は火星に到着できたが、そこからストーリーは急展開していく。火星に着陸する小型船の着陸方法や、乗組員が簡易ラジオを作るために拾った古い火星探索ロボットが実際に使用されているものだったりするらしいので、マニアは要確認。Antony Hoffman監督。2000年。
限りなく本当に起こりそうな未来度:★★★★★

2009/07/25

Con Air | コン・エアー

Nicolas Cage主演のアクション映画。Wikipediaによるとタイトルは「実在するアメリカ連邦保安局の空輸隊の名称」とか。映画では凶悪犯の護送を行う。凶悪犯を何人も載せて出発した飛行機はその凶悪犯たちの周到な作戦でハイジャックされてしまう。模倣犯として仮釈放のために同乗していた主人公のNicolas Cageは、持ち前の正義感で危険を犯して彼らに立ち向かう。もちろん最後はハッピーエンド。とりあえず、人から飛行機からラスベガスの街までとにかく色んなものがお決まりのように破壊されまくる映画。John Malkovichの凶悪犯ぶりがなかなか良い。John Cusackや、『Undrecover Brother』にもでていたコメディアンのDave Chappelleとかも出ている。John Cusackは、彼が15歳くらいのときに出演している『Sixteen Candles』をつい最近見たのでその成長ぶりが見れてなんだか嬉しい。
『Lara Croft: Tomb Raider』のSimon West監督。1997年。
純粋ハリウッドアクション映画度:★★★★★

2009/07/24

Sixteen Candles

80年代のアメリカンティーンが見た映画トップ5に入るであろう当時の青春映画代表作。とか。初恋の淡く切ない想いを描いている。例に漏れず学校一の人気者にかなわぬ恋をして、Geek(ギーク)とかNerd(ナード)と言われるオタクキッズに惚れられるという王道ストーリーだが、このオタクキッズが積極的。万国共通のキャラもいるけど、アグレッシブに自分をアピールするオタクというカテゴリは日本人には絶対いない気がする。
John Hughes監督。1984年。
初恋映画度:★★★★★

2009/07/23

MALIBU'S MOST WANTED

人種をステレオタイプで判断することを風刺したコメディ。ちょっと『8 miles』のコメディ版とも言えそうなシーンもある。カリフォルニアのMALIBUと言えば裕福な居住地。貧しさや人種による差別の辛さもなんにも知らないMALIBUの白人ボンボンが黒人ラッパーの真似をしてそれが自分らしさだと言い張っている。こいつが主人公。親は、次期カリフォルニア州知事選真っ只中の有名政治家。親は黒人二人を雇い本当の"hood(低所得者地域=スラム)"は甘くないことを身に覚えさせて白人らしく振舞うように改心させようとするが、この雇われた黒人達は白人文化の下で育った"hood"気骨のない役者だった。その他、韓国系(カリフォルニアのスーパーは大体韓国系住民が経営しているらしい。)やアラブ系もでてくる。アラブ系は主人公の仲間で主人公を"hood"から連れ出そうとみんなで家にある一番すごい武器をもってくるシーンで、"叔父さんにもらったバズーカ砲"を持ってくる。これが、アメリカがみたアラブのステレオタイプなのかと笑わせられる。
主人公は米TVで活躍するJamie Kennedyであまり日本では知られていないが、脇役の黒人は、Anthony Anderson(『Transformer』『Scary Movie』『Big Momma's House』)、Taye Diggs(『Equibrium』)、Blair Underwood(『Sex and the City』)で、中堅有名どころがそろっている。 "Don't be hating..."
『Big Momma's House』のJohn Whitesell監督。2003年。
文化お勉強度:★★★★★

2009/07/22

タンポポ | Tampopo

説明するまでもない、伊丹十三監督の代表作。1985年。
洋画をさんざんっぱら観ている今日この頃、今改めて観ると日本文化がぷんぷんするラーメン・ウェスタンだった。山崎努がしぶい。渡辺謙がわかい。宮本信子がチャーミング。食への賛辞がありったけ詰め込まれた愛すべき作品。メインストーリーと小話のシーン切り替えが神業。小話自体も生卵接吻やチャーハンつくって亡くなるおかあちゃんとか、キョーレツな印象が残る。時を経てよりその名作ぶりがわかる。
伊丹十三度:★★★★★

"Tampopo" is one of the most famous Japanese movies directed by Jyuzo Itami in 1985. This whole movie is all about tribute to food. It starts with a scene that a old guy tells a young guy how to eat ramen properly with great appreciation to it. Tsutomu Yamazaki (played a ramen master in "The Ramen Girl") and Nobuko Miyamoto (married with Jyuzo Itami) plays main charactors. You can also find Ken Watanabe from "Last Samurai" in his early carrier. The main story is about that a guy helps out a hopeless ramen noodle shop to be the popular one. The main story itself is already funny enough and can be completed however there are short stories inserted randomly throughout the movie and they are also very outstanding and original. You can see how important food is to Japanese culture and people from high class to low. After the movie, you are promised to be wanting a ramen or maybe a omlet rice.
If you are looking for something very dirfferent with high quality film experience, this is the one: ★★★★★

2009/07/20

Dickie Roberts: Former Child Star

子役が大人になっても成功するのは難しい。使い捨てられた元子役スターが、落ちぶれた生活から抜け出し再度成功を取り戻すために四苦八苦する話。ある有名監督の次作映画での配役を得るべく役作りのために新聞広告で募集したホストファミリーの家で暮らしはじめる。最初は不審がっていたホストファミリーとも次第に心を通わし、最後はハッピーエンド。何がすごいって、『グーニーズ』にでてきた子役の人とか、TV・映画好きならきっと知ってる元子役で今はもう忘れ去られたような役者がわんさか出演している。最初から最後まで笑いっぱなしの良質コメディ。主役は、アメリカ・コメディ映画第一人者の一人、と言っても過言ではない、David Spade。脚本はDavid Spade自身が書いている。Ben Stillerもそうだけど、映画のコメディアンって本当に多才。2003年。
ハッピーコメディ度:★★★★★

2009/07/19

He's Just Not That Into You | そんな彼なら捨てちゃえば?

電話がないのはきっと忙しいから。女は男のすべての行動に都合の良い解釈をつけて自分を納得させようと努力するけど、「彼はあなたに興味がないだけ」。『Sex and the Cityの前ストーリー・エディターGreg Behrendt 原作の魅力的なストーリー展開とキャスティングで、大笑いして最期にほんのりあったかくなる、完璧なガールズ・ムービー。ひと夏の恋に燃え上がる前に予習しましょう。

監督は、『ER』や『The Office』のKen Kwapis。

キャストによるおもしろプロモ映像を見つけたのでリンク。

2009/07/12

PUSH

Dakota Fanningがメインキャラの冷めた子役を好演している。あるアメリカの秘密組織"The Division"から追われている超能力も持つ人達の話。舞台はなぜか香港で、主人公の周りにはなんだかたくさん超能力をもったキャラが一杯でてくる。アメリカのコミックブックを読んだみたいな気分になる映画。Paul McGuigan監督。2009年。
マンガ度:★★★★★

2009/07/11

Romy and Michele's High School Reunion

『Friends』のPhoebe役のLisa Kudrowとオスカー女優のMira Sorvinoがキュートに好演している。
人からみたら冴えないが楽しい同居生活をおくる親友二人が、ひょんないきさつから高校卒業10年目の同窓会に出席することになった。当時の同級生、とくに自分たちをからかっていた当時のAグループの女共に今の自分たちが成功していることをアピールするため、また同時の憧れの彼に振り向いてもらうため、サクセスストーリーをでっち上げて同窓会に乗り込む話。こういう時の心境って国は違えど思いは万国共通。二人の衣装がとにかくかわいい。最後のダンスは必見。Aグループってどこの学校にも居て、だいたい一様に性格悪いけど、アメリカのそれはいつも極端。Aグループの逆の冴えないグループもまた極端。さすがアメリカ。半端な個性は存在しません。映画の世界だけかもしれないけど。音楽も80年代のヒット曲満載で楽しめます。監督は、『The Simpsons』のプロデューサーもしたDavid Mirkin。1997年。
ほのぼの笑える度&衣装キュート度:★★★★★

2009/07/09

The Good German | さらば、ベルリン

George Clooney, Tobey Maguire, Cate Blanchetの豪華キャストが出演。終戦直後のベルリンに到着したアメリカン・ジャーナリストが巻き込まれる殺人事件を描く。はっきり言って、なにがいいたいのかよくわからなかったが、監督と出演者が第二次大戦後頃の映画風に撮影することを楽しんでいることが垣間見れるような作品。監督は、Steven Soderbergh。2008年。
しっぽりとしたい夜に:★★★★★

2009/07/07

Equilibrium

『Equilibrium』 感情があるから戦争が起こる。という理屈で、感情を持つことを禁止された国のお話。国民は、感情をなくすための薬を定期的に打つ義務があり、歌や本、絵画、派手な服、ペットの所有、家を飾りつけること、などすべてが禁止されている。感情をもっていることが当局にばれると逮捕され処刑される。主人公はこの国のエリートエージェント。完全に感情をなくして、戦争のない世界のために感情を持つ人々を殺していく。が、途中からこの世界に違和感を感じはじめ独裁者と対峙する。主人公を演じるのは、『Dark Night』や『Terminator4』のChristian Bale。『Terminater4』よりはまり役。映像が綺麗。
Kurt Wimmer監督。2002年。
映像美度: ★★★★★