2009/09/08

トリノ・エジプト展 [Exhibition]

会期2009年8月1日(土)~10月4日(日)
会場東京都美術館
URL  http://www.torino-egypt.com/

上野に立ち寄ったついでに唐突な思いつきでこの展示会に行くことに。19世紀にナポレオンの遠征に従軍した外交官でエジプト学者という人が収集したコレクションを中心にスタートしたという世界屈指のエジプト博物館であるトリノ・エジプト博物館の秘蔵展示品が120点も公開されている。館内ですら動かされたことがないという貴重な展示物がはるか海を渡って日本初公開。200年ぶりにトリノの地を離れた展示物もあるとか。古代エジプトに思いを馳せるとともに、トリノの博物館に展示されるまでのストーリーや日本に運び込まれるなども想像させられて悠久の時間の流れを目の前で感じられるような展示。本物のミイラも一体あった。仙台、福岡、神戸、静岡でも開催するらしい。

2009/09/07

Along Came Polly | ポリー my love

Ben StillerとJennifer Aniston主演のラブコメ。
この二人の主演で期待値が高かったせいか、全然面白くなかった。。。残念。この映画の監督の5年後の作品『I love you, Man』はめちゃめちゃ面白かったので、この監督の成長過程の作品と思えば、まぁ納得。
『I love you, Man』のJohn Hamburg監督。2004年。
コメディ度:☆☆☆☆☆

2009/09/06

Balls of Fury | 燃えよピンポン

マイナー映画になりそうな内容なのに、メジャー品質に仕上がっている。
卓球の天才少年が屈辱の大敗を喫した後、卓球界から遠ざかり場末の芝居小屋で卓球技でなんとか食い繋いでいたところに、FBIが突然現れ、闇の卓球大会に出場することになる。出場権を得るために、中華街の卓球マスターの元で修行を積む姿は、『ベスト・キッド』にも通じる。「心を鍛えずに技だけを鍛えるのは、砂の上に城を建てるようなもの」という師匠の言葉は、いつでも思い出せるように覚えておきたい。コメディとしても上質。
『ナイト・ミュージアム』のRobert Ben Garant監督。2008年。
スポコン・コメディ度:★★★★★

Scarface | スカーフェイス

Al Pacinoの代表作。Oliver Stone脚色。
カストロ政権下のキューバからアメリカに亡命した青年が、キューバの政治犯の殺害から始めて、コカイン密売の世界でのし上がり、金も女も権力もすべて手に入れるが、最後は自滅していくという話。舞台は、マイアミ。マイアミは、南米で栽培されたコカインのアメリカ国内への入り口で、大型売買が行なわれるため大物ギャングが多いといわれる。ザ・クラシック・ギャング映画。"Say hello to my little friend!"のフレーズはあまりにも有名。
Brian De Palma監督。1983年。
ザ・ギャング映画度:★★★★★

2009/09/05

A GUY THING | オトコのキモチ

オトコのキモチを描いた異色ラブコメ。
「そんなつもりじゃなかったんだけど、」という台詞から開始できる婚約者への言い訳を並べ立ててその全部が結婚式前の6日間で実際に起こるとこんな映画になる。かも?という映画。すべてが裏目に出る主人公とその失敗を打ち合わせもなしに会ったこともない世間のオトコたちがカバーしてくれるところがちょっと面白い。
『Meet the Parents』のGreg Glienna監督。2003年。
ラブコメ度:★★☆☆☆

2009/09/03

State of Play | 消されたヘッドライン

新聞記者Russell Croweが国会議員Ben Affleckの女性スキャンダルと同時期に起こった殺人事件を追い、次々と新しい事実を発見するも、最後に大どんでん返しの思わぬ結末で終わる。ポリティカル・サスペンスというジャンルらしい。
元BBCのドラマだったものをハリウッドでリメイクした作品とのこと。キャスティングは当初Russell Croweの役どころはBrad Pittが、Ben Affleckの役どころはEdward Nortonがキャスティングされていたが、制作時期の遅れで現在のキャスティングになったとか。(by Wikipedia) Brad Pitt + Edward Nortonも見てみたいけど、Russell Crowe + Ben Affleckで充分貫禄ある演技になっている。 
2009年。Kevin Macdonald監督。

2009/08/30

Gattaca | ガタカ

遺伝子操作出産があたりまえの近未来。遺伝子操作によって容姿端麗・文武両道で生まれる「適正者」と欠陥遺伝子をもつ可能性の高い自然出産で生まれた「不適正者」の存在する世界は両者間に社会的差別を生む世界でもあった。両親が自然に愛し合った結果生まれた「不適正者」である主人公Vincent(Ethan Hawke)は、「適正者」しか認められていない宇宙飛行士になることを夢見て、完璧なDNAを併せ持つにもかかわらず銀メダルしか取れない自分に悲観して自殺未遂を起こし半身不随になった「適正者」である元水泳選手(Jude Law)と契約を交わし、生体偽装してGattaca航空宇宙局の局員になることに成功する。Vincentは、巧妙な偽装によりエリート中のエリートとして宇宙飛行士に選ばれるが、思わぬところからその偽装がはがされていく。。
Wikipediaにあまりにも綺麗にまとめた文章が載っていたので、引用。
「人間の成し得る限界は、生まれ持った遺伝子だけに左右されるのではなく「努力」により人生の道が開かれ、また「優秀な遺伝子」を持った人間であっても「運命」により人生が左右されることを描いたSFとサスペンスの要素を加えた人間ドラマ。
Uma ThurmanとEthan Hawkeが結婚に至った作品。
1997年。Andrew Niccol監督。

2009/08/29

Night at the Museum: Battle of the Smithsonian | ナイトミュージアム2

第一作を超えるスケールと面白さ。今度は世界最大規模の博物館、スミソニアン博物館でてんやわんやが繰り広げられる。子供も大人も楽しめるまさにファミリーエンターテイメント。
2009年。Shawn Levy監督。この監督、とくに過去に大作は撮っていないようだけど、『Just Married』とか可愛い映画を撮ってるみたい。『Just Married』はデミ・ムーアの旦那Ashton Kutcherと『ラーメン・ガール』に出てたBrittany Murphyが主役のドタバタ新婚生活の話。

2009/08/24

I love you, Man

いるいる。いつも彼女がいる代わりに男友達が少ない男。世間話する程度の友達はいるけど、親友となるとゼロ。別に人として変なわけではなく、恋愛に集中してきて、男友達づくりに真面目に時間を費やして来なかっただけ。

男友達がいない男=欠陥人間の烙印を婚約者やその女友達達に押されまいと、
男友達とやらを作るべく翻弄する男のコメディ。

最後はタイトルを連呼し合えるような相手を見つけ、
ハッピーエンド。
『Along Came Polly | ポリー my love』のJohn Hamburg監督。2009年。
ほのぼのコメディ度:★★★★★

2009/08/09

G.I.JOE:THE RISE OF COBRA | G.I.ジョー

1964年にアメリカで男の子向けバービー人形として、発売されたアクションフィギュアで、漫画やビデオゲームにもなっている。そして、ついに映画となった。(ある意味バービーより成功している?) このフィギュアで遊んでいた人にとってはもちろん、そんなことは何にも知らない人でも充分楽しめる映画。
独断で言い切るとすれば、ストーリーやシーン、小道具の独創性、個性的なキャラクター群は、2009年夏に公開されたSF映画『ターミネーター4』『トランスフォーマー2』『スタートレック』のどれにも優る。家族でもみんなで楽しめる内容。
『ハムナプトラ 』のStephen Sommers監督。脚本は、『パイレーツ・オブ・カリビアン』のStuart Beattie。2009年。
おすすめアクションSF度:★★★★★